月別アーカイブ: 2012年3月

彫像しました-3-TOKYO FLONTLINE 2012

彫像【のんちゃん】が旅立ったさきはこちらでした。

その名も【TOKYO FRONTLINE2012】

以下引用

TOKYO FRONTLINE は 2011 年に始まったインターナショナル・アートフェアです。
将来性のある日本の若手アーティストの作品を、国内および世界に向け、
セールス、プロモーションすることを目的とし、東京の新しいアートの拠点である3331ARTSChiyodaを拠点にしています。
優れた若手アーティストをマネージメントする、最も野心的なギャラリーが集まって構成されています。
また、フェアのプログラムも、従来の日本のアートフェアの発想にとどまりません。
アートグッズなどの開発、シンポジウムによる批評的文脈の形成、アワードの創出など、
「同時代のアートの力」を増幅させることをミッションとする、コンテンポラリーアートのプラットフォームです。
小さなフェアであるにも関わらず、第一回目は、6000人を超える、多くの人々の来場者と大きな支持を得ることが出来ました。
今後、昨年を含め5回の実施を予定。毎年、戦略的で話題性に富んだプログラムを打ち出し、
クオリティーの高い、挑戦的なプラットフォームの開発を目論んでいます。

 引用ここまで

TokyoFrontLine

TokyoFrontLine

Mr.江頭2:50のインパクトに圧倒されそうですが。。。

 

おや?

 

 

 

奥のほうに見えるは。。。???

TokyoFrontLine2

TokyoFrontLine2

私めが彫刻した【のんちゃん】が鎮座しておりました。

TokyoFrontLine3

TokyoFrontLine3

座布団の上に座り、うまいぼうがお供えしてあります。

TokyoFrontLine4

TokyoFrontLine4

中村さんよりいただいたメッセージです。

長沼さんこんにちは
先日は無事にアートフェアもおわりましたー
ノンチャンは子供に人気で、小さい子が撫でてました
シュールでよかたです!
画像をおくります!
おざぶとんを急場ですが設置しました
次はノンチャン用のハイパーピンクなおざぶとんを調達します〜

今回のことでまた少し幅を広げることが出来ました。
機会をくださったタラコデザインの皆さんをはじめ中村さん、Beams・Bギャラリーの藤木さんには心から感謝申し上げます。
 

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彫像しました-2-

続きです。

横方向の粗取り

横方向の粗取り

同じように横方向にも切削機で切り込みを入れて粗取りしました。

ダイアモンドグラインダーで研磨

ダイアモンドグラインダーで研磨

下を何度も描き直しながら、少しずつ立体を削りだしていきます。この段階の下絵は若干可愛らしさが出ています。目が大きすぎたかな?

ダイアモンド工具

ダイアモンド工具

人造ダイアモンドの刃がついた工具です。電動です。これで切ったり削ったりします。これらは乾式なので水は要りません。刃の大きさや形状も様々です。これのほかにも数種類の刃があります。加工箇所や仕上げによって少しずつ使い分けます。

鼻が浮き出てきました

鼻が浮き出てきました

少しずつ鼻が浮き出てきました。彫像は切り落としてしまったら、やり直しが利かないので少しずつ慎重に進めなくてはなりません。削っては描き、削っては描きして何度も下絵を描きなおすことになります。

後から

後から

後の部分の立体は可愛い尻尾です。なるべく丸くして。でも欠けない程度に。

顔の立体

顔の立体

鼻から口、頬にかけて少しずつ浮き上がらせてきたところです。口を深く掘り鼻から口にかけての丸みや頬のふっくら感などを意識しながら彫ります。この工程の辺りから【鑿】(のみ)で叩いています。

エアー工具

エアー工具

オレンジのホースがエアーコンプレッサーからの圧縮空気を送り、エアーモーターがその先の鑿を動かします。細かいピストン運動をしますので玄翁でコツコツ叩かなくとも削れます。

鼻のアップ

鼻のアップ

鼻と口の部分のアップです。この辺の立体感と【のんちゃん】特有のけだるさ・ゆるさの兼ね合いがイマイチ把握しきれなくて悩みました。下唇のプックリ感や頬の出具合など何度もやり直しました。

全体像

全体像

全体的に細かな【ビシャン】という仕上げで叩きました。これはその第一段階の仕上がりというべき段階でしょうか。細かな部分はさておいて、これで全体像を見てもらいます。この辺から写真を中村さんに見てもらいながら進めました。

鼻と口のアップ

鼻と口のアップ

どの程度まで彫るか思案のしどころです。

赤墨をして彫る場所を確認

赤墨をして彫る場所を確認

このへんはもう少し彫ろうかな。という場所には赤墨をして彫りなおします。近くから見たり、遠くから見たり、少し時間をおいてみたりといろんな角度からみて、その時、その時の印象を大事にしながら彫っていきます。

完成

完成

これにて完成です。中村さんにもOKをいただきました。

完成(後ろから)

完成(後ろから)

尻尾もなかなか丸みが出ていい感じです。

そしてのんちゃんは旅立ちました。

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彫像しました-1-

石の彫刻をいたしました。

今回の発端は遡ること3年くらいになるでしょうか。妻のお友達のご主人のお兄さんが経営しているタラコデザインで【IC10】というフリーペーパーを発刊することになり、光栄なことに私めが取材をしていただきました。
そして、去年(2011)の12月に高崎市の山名八幡宮でタラコデザインによる中村紋子さんの写真展【Silence】が催され、お声がけいただきそのイベントのお手伝いをすることになりました。

そのときに「石の彫刻してみませんか?」というお話を向けていただきまして、進展があり実現したしだいです。

タラコデザインにて打ち合わせ

タラコデザインにて打ち合わせ

タラコデザインにての打ち合わせの模様。【コチラはその時の様子を記事にしてくださったサイト】

ド田舎モノの私には東京に行くのはなんとなく息を止めて水に潜っているような感覚がします。人がたくさんいて、毎日がお祭り状態。でもiPhoneのお陰で道に迷わず到着できました。

すると高崎市議で山名八幡宮の宮司の高井さん。写真展で司会をなさった谷さん、タラコデザインの皆さん、そして【のんちゃん】の生みの親、中村紋子さんがいらっしゃいました。高井さんは別件で上京なさっていたそうですが、またお目にかかれました。

打ち合わせ図

打ち合わせ図

打ち合わせした原図。このキャラクターの名前は【のんちゃん】です。産みの親は写真家の中村紋子さん

彫刻前の石

彫刻前の石

こちらが彫刻前の石です。30cm×30cm×16cmの大きさです。花崗岩(かこうがん)という岩石で、一般的には【白みかげ】と呼ばれています。今回の石の産地は茨城です。

下絵を描く

下絵を描く

だいたい大まかな下絵を描きました。

粗取り

粗取り

粗取りしました。下絵の外側のやや外の辺りまで切削機で切り込みをいれます。

切削機

切削機

これがその機械です。水を出しながら人造ダイアモンドの刃で石を切ります。危険ですからお子様は触らないようにお願いします。

概ね24cm程度の厚みのものまで切ることが出来ます。もうひとサイズ大きな切削機も弊店には設備してあります。

粗取り2

粗取り2

切り込みを入れ、残った部分をコツコツと叩いて落としていきます。もう一度下絵を描いてみるとのんちゃんが少しずつ浮かび上がってきます。

粗取り3

粗取り3

叩いて落とした残りのバリをダイアモンドのグラインダーで削って滑らかな下地を作って、今度は横からの下絵を何となく描きます。

横の下絵

横の下絵

だいたいの高さを正面の下絵を合わせて描きます。頂点は鼻で、少しずつ後へ下がって目や口があるはずなのですが、そのへんのイメージがイマイチつかみ難いと感じました。立体は難しいですね。

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