消防団でのアレコレ

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ヒト様を指導するってことと組織

所属する某地域災害ボランティアの競技大会があと一ヶ月後に迫っております。
五月の連休明けから週一回のペースで訓練を重ねてきました。
私はこの組織に入って5年目となりました。地域により差がありますが私の所属するチームでは入団後少なくとも4年は同じ持ち場(ポジション)で競技に出場するので、5年目の私はそのポジションではベテランと言える年月が経ちました。

私はこの競技をするまで集団で行う競技は体育でやるバスケットボールやサッカーくらいでほぼ初めての経験でした。
最初は、ガムシャラに言われるままに訓練に打ち込んできましたが去年と今年は新しく同じポジションに入る新人クンの指導もするようになったのです。

去年は残念ながら、私が主導で指導するというよりは聞かれたら答えるといった具合で、どう指導したいいのかわからずに競技に出ない役員の先輩の指導を後から見ている感じでした。
そして、「船頭多くして舟山へ登る」という諺がありますが彼は少し山へ登りかけてしまったのです。
毎年、初心者は一人入ってくるので先輩たちは集中して張り付きます。でもちょっとずつちょっとずつ違うことを教えてしまうと山へ登ってしまうのです。
一度、その彼が「皆さん、最後は「ナガコウこうだよな。」って確認しますよね。」と私につぶやいたことがあります。このときはなんだかいい気分になってスルーしてしまいましたが、このときから思い切って私一人で教えてあげればよかったな。としばらくして気付きました。未熟でした。
その彼は仕事の都合で今年は出られなくなってしまいましたが、戻ってきてまた競技に参加できるようなら賞を取れるくらいにビシッと教えてあげたいです。

今年は、その彼の代わりにまた初心者が入ってきました。
そして、今年就任した競技部門の長が「オレ、そのポジションやったことないからお前に任せる。」って言ってくれたので、今けっこう重点的に指導しています。
モチロン自分の訓練もやっていますが。。。

マイミクのMr.Gさんの日記にありましたが山本五十六という軍人の言葉を念頭においています。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじ。」

です。この言葉は小さいときから親父に言われていて何かにつけて思い出します。

それから、数年前に上位大会へ参加する際に隣チームのM先輩の指導法で

「指導するときは『こうしなさい。』って言ったらその軸を振らせてはダメ。もし間違ってても、そのときはそれで通す。」ってことです。
これは時間が限られていて、最大の効果を得たい現状ではとても有効な方法だと思っています。

そして、チームプレイって個人の総合だからやっぱり分解してみると、自分が自分の持ち場でやることやんなきゃダメって事はわかってきました。周りのフォローには限界がありそれを頼りにしていては足を引っ張るだけですね。

そして、この競技に参加するに当たって「組織」というものをとても意識するようになりました。
社会の中の会社組織や各職場の組織もそうですが、もともと軍隊の編成を参考にして縦割りされています。
会社を「カンパニー」っていいますが軍隊では60から250人の2以上の小隊からなる中隊のことをそう呼ぶそうです。

競技は5人で1チームで、A,Bチームの10人で訓練しています。軍式に言えば「班」または「分隊」です。班長や分隊長の指示・命令を的確にこなす。といった要素もこの競技には含まれます。

社会でも同じだよな~。って。

部長とか社長の言うことを的確にこなせれば評価は高い。

部長とか社長とかにあまり関わらない私には擬似会社って捉えて会社感覚を忘れないようにして世間知らずになりませんように。。