石材業界では【寸】や【尺】という長さの単位、【切】(または才)という体積の単位を使うことが一般的です。
普段の生活で体積は【cc】や【m3(立方メートル)】という単位が多く使われます。
【切】という単位は昔使われていた尺貫単位のひとつで体積を表すものです。元々は船の積荷の容積を求めることに使われていたと言う説もあります。具体的に換算すると1才=0.027826m3(立方メートル)となります。一辺が1尺(約30.3cm)の立方体の体積を1切と言います。単位の繰り上がりは10切で1石[コク]です。(ただし、この場合の[石]は材積といって木材や石材の体積を表すもので一般的なお米やお酒の一石とは違います。)
また、ときたま大きめな梱包用の段ボール箱に【○○才】と書かれているのを見かけたことがあるでしょうか?「1.2才?小さい子向けの商品かな?1.2才って何ヶ月だろう?」なんて考えたことがないでしょうか?運送業界でも積荷の単位に【才】が使われています。運賃を容量か重さで算定しますが、容積で算定する場合は【才】を使います。