新首相誕生と前首相の会見と
彼女がラジオをやっている時からファンの七尾藍佳さんのブログ記事をご紹介します。
【安倍首相会見 見てはいけない何かを見てしまった…?】
テーマ:政治
今日の安倍首相の慶應病院での会見を、取材から戻った日テレで見て思ったこと、それは、これは、本来見てはいけないものを私たちは見てしまっているな、ということでした。
かつて、一国の長の座にまで上り詰めた人が、これほど酷い形で、その哀しい姿を万人にさらした、もしくはさらされた、ことがあっただろうか、と。
辞任のタイミングを自ら「最悪だった」と称されてしまっては、もはや何もいう言葉がありません(´・ω・`)…
かわいそう、というより、むごいなぁ、、、と。
どこかの社説かなにかに書いてあったんだけど、結局、このような形で政権を投げ出してしまうような弱い人間、というよりも、政治の荒波に耐えられず倒れてしまうような経験のない「未熟」な個人を、ただ「若くて、行動力がありそう」というイメージだけで、「選挙で戦えそう」だ、という安易な動機で首相にまで押し上げてしまった自民党と、持ち上げた一部のメディアのその無責任さこそ問われるべきだ、という論調でした。
今回の福田総裁による党三役人事で、早くも党内からは、
「露骨な派閥の領袖政治による論功行賞、これで選挙は戦えない」
という声が上がっているそうです。当然、反福田派、から挙げられている声だから否定的にはなりますが、ここにいくつか今の自民党の矛盾が隠されているように思います。
つまり、今回の人事(と福田総裁)にかなり表立って批判的な人は、安倍→麻生ラインを支持する人。でも安倍総理の人事は、それこそ「露骨な論功行賞」と言われていました。安倍さんを総裁にするのに尽力した人が厚遇され、ライバルとなった谷垣派などが、それこそ「露骨に」冷遇されました。
でも安倍政権のときはそんなに反論は表立って出てこなかった。
つまり、こういった批判の声を上げる人は、風向きが変わればいくらでも言っていることが変わるんだと思います。
本音の本音は、「これでは選挙は戦えない」という後半部分にあるはず。
かつてのように、お金と組織に頼っても大して票にならない、という現実があるなか、やはり「テレビ的にキャッチーな人」の人気にあやかりたい、という流れができてしまう。
今日の安倍総理の病院会見を見て思ったことのもうひとつは、私たちに見せ付けられているこの哀しいライブ映像の責任の一端は、私たち自身にもあるのだ、ということです。
たしかにフレッシュに見えた。名門の出で、お坊ちゃまで、でもちょっとコワモテの部分もあって。高らかに小泉改革の継承者を主張し、もっともそれらしき人物に見えた安倍首相。
でも、なかには気づいていたひともたくさんいたはず。
危ないよ、、、って。
きっと、小泉政権の影の部分が噴出して、つぶされちゃうよ、、、って。
なのに、改革と逆行するようなふるいタイプの政治家ばっかりでまわりを固めちゃって、大丈夫???って。
思ってた人、たくさんいるはず。声を出したのかな?多分出していたと思う。でも、彼等の声に耳を傾けない人が、多かった。
何かに夢をたくしたかったのかな。ほんのちょっとでも夢をみたかったのかな。
有権者ひとりひとりが、考えるべき問題だとおもいました。
なぜ、安倍総理は、あのような姿で、あのような会見を、おこなうハメにおちいったのか?ということを。
以上、記事消滅の危険回避のため全文を引用させていただきました。
この人、とっても柔らかくなって読み易く受け入れやすい言葉で文章を書いてくれるようになりました。親近感が増します。テレビに出るようになって変わったのかな?
自分が言葉に出来なくても、こうやってとっても近い考えを文章で発表してくれる人がいて小さな幸せを感じると共に何かうまく表せない気持ちが持ち上がってきます。。。
今回の総裁選は大変な興味を持って、報道を見ていました。主にテレビで。テレビの論客は組閣のサプライズばかりを気にしていて「なんだかなぁ?」に見える事もしばしばでした。
政治に興味を持ち始めた30歳の初秋です。。