群馬県群馬郡群馬町

この町名は13年前に高崎市との合併により消えました。群馬が三つ並ぶ珍しい地名だった町に当店はあります。

創業年は定かではありませんが初代長沼榮吉が昭和5年に現在地の金古町（当時は群馬県群馬郡金古町）に石屋を開きました。ウチが石屋を開く前は桶屋さんだったとのことです。現在の所在地表記は群馬県高崎市金古町となります。

現在地に石屋を開くまでは初代長沼榮吉は各地の建設現場などを廻って、現場やその近くに住み込みのような形で石工〈イシク〉として仕事をしていました。榮吉の出身地は栃木県佐野市です。栃木県安蘇郡堀米町というのが当時の呼び名だったそうです。

旧い写真が家に残されているので推測しますが、足利織姫神社や群馬県庁昭和庁舎、国会議事堂、大間々銀行などの仕事に携わったのではないか思われます。

コンクリートの基礎と石を併用して建物を作っていた時代の職人でした。