ご家族の想いを形にする墓石デザイン|実用性と美しさを両立する方法

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毎日寒い日が続きますね。
ここ高崎市金古町では、今日も名物の「からっ風」が元気に吹き荒れています。工場の外で石を触っていると、指先の感覚がなくなるほど冷たいですが、この厳しい寒風が身を引き締めてくれるような気もして、私は嫌いじゃありません。

さて、こうして新しい年を迎え、寒さの中で背筋を伸ばしていると、お客様からよくこんなご相談をいただきます。

「長沼さん、今どきのお墓ってどんな形がいいの?」
「やっぱり昔ながらの形じゃないとダメかな?」

お墓のデザイン、悩みますよね。
一生に一度あるかないかのことですから、迷うのは当然です。カタログや折り込みチラシを見ても、似たような石が並んでいて違いがよく分からない…というお声もよく聞きます。

今日は、創業から100余年、石と向き合い続けてきた長沼石材店の5代目として、「ご家族の想いを形にするお墓のデザイン」について、現場の経験を交えながら、少し掘り下げてお話ししたいと思います。

時代とともに変わる「お墓のかたち」

私が子供の頃、お墓といえば縦長の「和型」が当たり前でした。
でも最近は、本当に多様化しています。高崎や前橋の霊園に行くと、横長の「洋型」や、個性的な「デザイン墓」がずらりと並んでいる光景も珍しくありません。

実はこれ、「流行りだから」という理由だけではないんです。
「家族のあり方」や「供養への考え方」が変わってきたことが、一番大きな理由だと私は感じています。

「先祖代々の家を守る」という形から、「夫婦で静かに眠りたい」「自分らしさを残したい」という形へ。
そんなお客様の心の変化に寄り添うように、石材加工の技術も進歩してきました。

先日、ある現場で大きな自然石を「セリ矢」という道具で割る作業をしていたのですが、石は石目に逆らわなければ、驚くほど素直に割れてくれます。
お墓のデザインも同じで、ご家族の想いという「石目」に素直に寄り添うことが、良いお墓づくりのコツなんです。

主なデザインの種類と、現場から見た「選び方」

では、具体的にどんな種類があるのか。それぞれの特徴を、私の主観も少し交えて解説しますね。

1. 和型墓石(やっぱり落ち着く、日本の伝統)

縦長の三段積みの形です。私たち石屋にとっては「基本中の基本」の形ですね。

  • 良いところ:何といっても「お墓らしい」威厳があります。ご年配の方やご親戚が多いご家庭には、やはりこの形が一番安心されます。
  • 気になるところ:背が高いので、地震の揺れが心配というお声もあります。ただ、今は耐震ボンドや免震パッドなどの技術がしっかりしていますので、適切な耐震施工を行えば過度な心配はいりません。

2. 洋型墓石(群馬の風土に合う、安定感)

最近、高崎市や前橋市の霊園で一番増えているのがこのタイプです。背が低く、横に広い形です。

  • 良いところ:重心が低いので、地震に強いです。群馬も揺れることがありますから、この安心感は大きいです。あと、背が低いのでお掃除が本当に楽なんです。女性の方やご高齢の方には特に喜ばれます。
  • 気になるところ:文字を彫るスペースが少し限られることくらいでしょうか。でも、そこに「和」や「絆」など、好きな一文字を大きく彫るのも素敵ですよ。

3. オリジナル・デザイン墓(想いをそのまま形に)

「故人は山登りが好きだったから、山の形にしたい」「音楽が好きだったから楽譜を彫りたい」。
そんな想いを形にするのがデザイン墓です。

以前、吉岡町の現場で、故人が愛したバラの花を立体的に彫刻させていただいたことがあります。
完成した時、ご家族が「あぁ、お父さんらしいね」と涙ぐまれていたのが忘れられません。
完成までの流れは少しお時間をいただきますが、世界に一つの場所を作る過程は、ご家族にとっても心の整理になるようです。

「石の色」でガラリと変わります

形と同じくらい大事なのが「石の色」です。
先日、組合の事業でお伊勢参りに行った際、内宮の石段に群馬の「三波石(さんばせき)」が使われているのを見て、改めて石の持つ風合いの奥深さに感動しました。

お墓に使うみかげ石も、産地によって表情が全く違います。

  • 白みかげ(しろみかげ):東日本では定番。明るく清潔感があります。
  • 黒みかげ(くろみかげ):高級感があり、文字がくっきり見えます。ただ、水垢は少し目立ちやすいので、こまめに拭いてあげてください。
  • ピンク・緑系:洋型のお墓によく合います。優しくて温かい雰囲気になりますよ。

石の種類については、良い石とは?の記事でも詳しく書いていますので、よろしければご覧ください。

現場からのアドバイス「気長に、気長に」

石を割る時、力を入れすぎても割れません。「気長に、気長に」叩き続けるのがコツなんです。
お墓選びも同じです。焦って決める必要はありません。

1. 霊園のルールをまず確認

「せっかくデザインを決めたのに、霊園の規定でダメだった…」なんてことになったら大変です。
特に寺院墓地では「和型のみ」という決まりがある場合もあります。墓地選びの段階からご相談いただければ、そのあたりも含めてアドバイスできます。

2. 実物を見て、触れてください

カタログの写真と、太陽の下で見る本物の石は、全然違います。
ぜひ展示場や実際の墓地で、石に触れてみてください。不思議と「あ、これがいいな」と直感で感じる石に出会えるものです。

3. 家族で「お話」を

これが一番大切かもしれません。
お墓づくりは、家族の絆を再確認する時間でもあります。
意見が割れることもあるでしょう。でも、それも含めて「供養」なんだと思います。

まとめ:まずは「想い」を聞かせてください

「まだ何も決まってないんだけど…」
そんな状態でのご相談、大歓迎です。

私は、石を売るのが仕事ではありません。
石を通じて、ご家族の絆をつなぐお手伝いをさせていただくのが、長沼石材店の仕事だと思っています。

サイトをリニューアルしてから、「ブログ読んでるよ」と声をかけていただくことが増えました。
「キーワードを入れなきゃ」とか難しいことは考えず(笑)、これからも地元の石屋として、正直な情報を発信していこうと思います。

お墓のデザインのこと、費用のこと、リフォームのこと。
お電話でも、LINEでも、現場で私を見かけた時でも(笑)。
いつでも気軽にお声がけください。

高崎・前橋エリアのお墓のことは長沼石材店へ

創業百余年、5代目の私が責任を持って対応させていただきます。
小さなお困りごとでも、まずはお話を聞かせてください。

電話:027-373-0074

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