空手と私の成長

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空手と私の成長~その6

続きです。

最上級生が夏で引退して、新チームの編成が行われます。
何とか私も選んでもらえて、形の部ではレギュラー入りを果たしました。組手の部では補欠でしたが。。
通っていた道場とは流派が違うので、まったく体の使い方や形が違いました。最初は戸惑いまくりましたが、夏までにそれなりに動けるようになりました。
割と器用なところが生きました。

秋から新人戦という新チームでの大会が始まります。そこから県大会では先輩方が引退するまで負けなしで勝ち進みました。ちなみにそれまでも負けなしだそうです。
私の県の秋の新人戦の形の優勝カップには一枚も帯がついていません。(○○年優勝○○高校とか書いてあるあの帯です。)
自分たちが優勝した場合は何も付けない。っていう風にしていたそうです。
なのでいつからか知りませんが、その秋の新人大会が始まってから優勝しなかった年は無いということなんだそうです。
見た目は寂しいカップですよ。飾りが何も付いてないんだもん。
でも、そこから読み取れることがあったんですね。副顧問の先生から聞きました。

自分が入っていてもいなくてもあまり関係ないほど力をもった先輩たちで本当に頼もしかったです。
というのも形メンバー五人のうち二人は既に前の三年生チームからのレギュラーで一人は補欠一番手の先輩でした。残りの二人が四月から入った私と同期の一年生Wくんだったのです。

そして新チームは形の部だけじゃなくて組手の部でも強さを見せつけてくれました。私は応援が多かったですが、だれかケガしたり調子の悪いときは出させてもらっていました。試合に慣れさせるって意味で監督の親心ですね。
形メンバーの二人の先輩は組手でも鬼のように強くて、そこに組手専門の二人が加わります。そこに同期のW君(このWくんも結果を出します。後でね。)が入って、そのチームも引退するまで県では負けなしでした。すげ~先輩たちでした。
大会がちっとも怖くなくて、プレッシャーなんかも感じることが無く恵まれていたと思います。むしろ恵まれすぎていたかも。。。
このときは勝利とそこへ注がれる羨望の眼差しを味わいました。半分は人の褌ですけど。。