空手と私の成長~その9
続きです。
鬼のように強かった先輩方が引退して今度は我々が主役のチームがスタートしました。この時点で同期は半分の5人まで減っていました。
そこで私は何と主将に選ばれてしまったのです。立候補は無く投票で決めることになりまして、後輩たちにも「Aに入れろよ。」と軽く話しておきました。
よし、これで万事OKだろう。と思っていたら副顧問の先生が「ナガコウがいいんじゃね~か。」なんて大きな声で独り言を言いやがりました。
この声に後輩たちも反応して私が選ばれてしまったのです。
主将と言ってもやることは体操のときの号令とか、先生方への礼の号令がけとかですが、なんだか参りました。
そんなこんなでまたまた秋の新人戦から大会がスタートです。
形の部の新チームは私とWくん、A宮くん、A、そして後輩で経験者のIでした。
組手の部は私とWくん、動けるデブのS、手足の長いU、そして5人目はいろんな人が努めましたがなかなか伸びず固定出来ませんでした。
伝統の団体型の部はとりあえず優勝でき、個人の部でもW君が優勝、私は準優勝することが出来ました。
しかし、組手の部はW君が個人戦で3位入賞するのがやっとでした。私は準々決勝で敗れ、動けるデブのSも手足の長いUも入賞できませんでした。
団体戦でもたしか準々決勝辺りで負けたと思います。
このチームは組手では結局一度も県大会以上の大会には出場できませんでした。勝つというのはなかなかに難しいです。
それから一期下の代で女子が3人入部してきて、このチームが正式にデビューしこの先形の部でかなり頑張ってくれるのです。一年生ながら入賞し成長していきます。