震災後の仕事
石屋として、地震後の仕事は慌ただしかったです。
まず、3/11以降は灯篭の倒壊・過去碑の倒壊・石塔のズレなど電話が入りました。祖父や父が工事した墓地もありました。
また、他のお店で工事した墓地もありました。
共通点としてはおよそ20年以上前に建てられ、いわゆるセメント・モルタルで据え付けや目地をしているところがほとんどでした。現在の工法は弾性接着剤とエポキシ系接着剤といった接着剤や金具を用います。そういった墓地はほとんど被害がありませんでした。接着剤の効果がハッキリと見て取れました。
その後、さらに被害のひどかった伊勢崎のお友達の石屋さんへ応援に行きました。やはり群馬では東部に行けば行くほどその被害は大きなものになって行っています。
お隣の栃木や茨城では、造成地や墓地の地盤ごと裂けたり崩れたりして接着剤がどうのこうのというレベルではないようです。
いくつか写真を貼ります。
これらは主に栃木県の状況です。