わからないことがわからない「はじめてのお墓づくり」。管理のしやすさと家族の想いをつなぐ形

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こんにちは。高崎市金古町で移転開業し、百余年の歴史を繋いできました長沼石材店、5代目の長沼功一です。

今日、3月20日はお彼岸の中日ですね。群馬のこの時期といえば、赤城山から吹き下ろす力強い「空っ風」も少しずつ和らぎ、ようやく春の訪れを感じる季節です。お墓参りに行かれた際、周りのお墓を見渡して「うちもそろそろ考えないとなぁ」とか「最近は横長のお墓が増えたな」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

お墓づくりというのは、一生に一度あるかないかの大きな節目です。それだけに、「何がわからないのかさえ、わからない」という状態でご来店されるお客様がほとんどなんですよ。でも、それでいいんです。そのための私たちがいます。

最近では、昔ながらの縦長な「和型」だけでなく、高崎市や前橋市の霊園でも、横長の「洋型」や個性豊かな「デザイン墓」を選ぶご家庭が本当に増えました。今回は、現場で石を割ったり積んだりしている私自身の経験から、それぞれの形の特徴や、群馬の厳しい気候でお墓を守っていくためのポイントをお話しさせていただきます。

お墓の形が多様化している背景と地域の事情

私が家業を継いでから強く感じるのは、お墓に対する意識の変化です。以前は「先祖代々の家を守る」という意識が主でしたが、最近は「子供たちに草むしりなどの負担をかけたくない」「自分たちらしい言葉を刻みたい」という、今の暮らしに寄り添ったご相談が多くなりました。

例えば、高崎市八幡霊園のような広い公営霊園では、どっしりとした和型が風景に馴染みますが、新しく整備された芝生墓地などでは、高さ制限の関係で洋型が選ばれるのが一般的です。土地の広さや規約によって選べる形も変わってきますので、まずは「どこに建てるか」という墓地選びから一緒に考えていくのがスムーズですね。

【現場の職人解説】お墓の3つのスタイルと本音のメリット・デメリット

お墓の形は大きく分けて3つあります。私が実際に施工し、その後のメンテナンスも承る中で感じている「本当のところ」をお伝えします。

1. 和型(わがた)|伝統が生む安心感と格式

日本人が「お墓」と聞いて真っ先に思い浮かべるのが、この縦長の三段構造です。江戸時代から続く、いわばお墓の「黄金比」ですね。

  • メリット:なんといっても「お墓らしい」重厚感です。「南無阿弥陀仏」や「先祖代々」という文字が最も美しく収まります。背が高いため、広い霊園でも迷わず見つけやすいですよ。
  • デメリット:重心が高いため、地震の際の揺れ幅は洋型より大きくなりがちです。もちろん、現在は耐震施工が標準ですので倒壊の心配はほとんどありませんが、私がお墓の耐震対策を行う際も、特に慎重に接合部を補強する形です。
  • 向いている方:「お寺の墓地なので周りと合わせたい」「伝統を重んじて供養したい」という方におすすめです。

2. 洋型(ようがた)|地震に強く、お参りも軽やか

ここ数年、高崎・前橋エリアで圧倒的に増えているのがこのタイプです。公園のような明るい霊園によく映えます。

  • メリット:高さが低く横に広いため、非常に安定感があります。また、視界を遮らないので墓地全体が明るく感じられます。石の表面が低い位置にあるため、女性やご年配の方でもお掃除の際に手が届きやすく、管理が楽なのが最大の魅力です。
  • デメリット:稀にご年配の親族の方から「これはお墓なの?」と聞かれるという話も伺います。ただ、最近は主流になりつつあるので、そうした声も減ってきました。
  • 向いている方:「地震が心配」「将来の管理(掃除)を楽にしてあげたい」という方。榛東村や吉岡町の新しい分譲地でも人気ですね。

3. デザイン墓|家族の想いを自由なカタチに

決まった形にとらわれず、故人の趣味や家族の歩みを表現するスタイルです。

  • メリット:世界に一つだけの、温かみのある空間が作れます。「心」や「ありがとう」といった文字を彫ったり、好きだった花をあしらったり。墓石デザイン集を見ていると、皆さんの想いの深さに私も胸が熱くなることがあります。
  • デメリット:形が複雑になると、どうしても石の加工費が高くなる傾向があります。また、凹凸が多いと水が溜まりやすかったりするので、設計の段階で「石のプロ」として掃除のしやすさをアドバイスさせていただくようにしています。

群馬の「空っ風」と「猛暑」に負けない石選び

形と同じくらい大事なのが、実は「石の種類」です。私はよく「石を売るのではなく、絆を繋ぐお手伝い」と言っていますが、そのためには長持ちする石でなければなりません。

群馬県は夏は40度近くまで上がり、冬は氷点下になる、石にとって非常に過酷な環境です。
特に私が気をつけているのは、「吸水率」です。水を吸いやすい石だと、冬の間に内部で凍って膨張し、石を内側から傷めてしまうことがあるんです。これを「凍て割れ」と言います。

以前、他社で建てられた古いお墓の修理に伺った際、石がボロボロと剥がれ落ちているのを見て悲しくなりました。だからこそ、当店の良い石選びでは、この地域の寒暖差に耐えうるインド産の黒御影石や、実績のある日本の銘石を自信を持ってご提案しています。

【5代目のひとことアドバイス】
「みかげ石」と一口に言っても、実は産地や性質はバラバラなんです。以前ブログでも書きましたが、「みかげ石」と「御影石」の表記の違いにも、実は深い歴史があったりするんですよ。

現場の私が「これだけは」と伝えたい失敗しないコツ

お客様から「長沼さんに頼んでホッとした」と言っていただけるのが一番の喜びですが、そう言っていただくために、私は図面上のデザイン以上に「見えない部分」を大切にしています。

例えば、お墓の基礎工事です。どんなに高価で立派な石を積んでも、土台がしっかりしていなければ、群馬の雷雨や地震で傾いてしまいます。私は住宅関連企業での経験もありますので、CADを使ってミリ単位で設計し、納骨室(カロート)の湿気対策や地盤の補強には人一倍こだわっています。これは完成すると見えなくなってしまう場所ですが、そこを疎かにするのは石工のプライドが許しません。

また、最近は「お墓の木が大きくなりすぎて石を動かしてしまった」というご相談もよく受けます。将来、誰がどのようにお掃除をするのか。お墓の植栽管理も含めて、10年後、20年後の姿を想像しながら形を決めるのが、失敗しない唯一のコツです。

まとめ:正解は一つではありません

和型がいいのか、洋型がいいのか。その答えは、ご家族がそのお墓の前で、どれだけ心穏やかに手を合わせられるかにあると思います。格式を重んじるのも、親しみやすさを選ぶのも、どちらも立派な供養の形です。

「わからないことが多すぎて、何から聞けばいいの?」という方も、どうぞ安心してお声がけください。最近は私も健康管理のために胃カメラ検査を受け、「非常に綺麗な胃粘膜です!」とお墨付きをもらって元気いっぱいです(笑)。気長に、誠実に、皆様のお話をお伺いします。

お墓の建立だけでなく、お墓の修理やリフォーム、あるいは将来を見据えた墓じまいのことまで。石のことであれば、いつでもお気軽に長沼石材店を頼ってくださいね。

高崎・前橋エリアのお墓のことは長沼石材店へ

創業百余年、5代目の私が責任を持って対応させていただきます。
小さなお困りごとでも、まずはお話を聞かせてください。

電話:027-373-0074

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